随分前から流行ってますよね、麻辣湯。
担々麺やビャンビャン麺が好きな人には年齢や性別を問わず間違いなくハマる美味しさなんだけど、客層的に男性がソロでいくのはちょっと敷居の高いお店。
とくに都会では、圧倒的に女性のお客さんが多いのです。
さらに拍車をかけるのが注文の仕方もわかりにくさ。そんなの知っていてあたりまえでしょ?って感じで気軽に聞ける雰囲気でもありません。
なので、今回は中年男性が初めてでしかも1人で行っても大丈夫なように、中年ソロマーラーのわたしが楊國福麻辣湯 池袋西口駅前店をモデルに麻辣湯の注文方法をご紹介します。
Contents
そもそも麻辣湯とはなに?
麻婆豆腐の麻は痺れ、辣油の辣は辛さの意味。だから麻辣湯とは辛くて痺れるスープのこと。
あれ?その特徴って担々麺と同じじゃね?とお気付きのあなたは料理通。
両者の違いは練りごまが入っているのが担々麺って感じで、イメージ的には麻辣湯の一部に担々麺が含まれているって感じ?とわたしは勝手に解釈しています。
麻辣湯はベーススープが牛であることが多い点も担々麺とは明らかに違うけど、別に牛じゃなくてもいいっぽいので厳密には相違点にはならないんじゃないかな。
「楊國福麻辣湯 池袋西口駅前店」を訪問
お店のある場所と外観

話が少しマニアックな方向に逸れちゃいましたが、こちらが今回ご紹介する楊國福(ヤンゴフ)麻辣湯 池袋西口駅前店。(ちなみに、ネット上の情報やアルファベット表記ではヨウゴフクだけど、店の看板は「ヤンゴフ」でちょっと紛らわしいですね。)
「世界最大級麻辣湯・全世界店舗数7000店舗超え」と店舗入口でデカデカと謳っており、麻辣湯ってそんなに世界規模なの!?とびっくり。日本国内では2026年1月24日時点で21店舗。うち14店舗が都内です。
運営する会社は株式会社大天元。たぶんだけど、楊國福麻辣湯の大元というわけではなく、フランチャイズのような展開をしており、日本での展開の中心が株式会社大天元って感じ?

池袋西口駅前店はその店舗名のとおり、正真正銘駅前です。これ以上ないくらい、駅の真ん前。東武鉄道池袋駅西口(中央)が目の前です(もちろんJRも)。

楊國福麻辣湯が入っているのは、いかにも池袋チックな雰囲気の雑居ビルの1階。こういうところのベトナム料理も気になりますね。

いくら池袋とはいえ、店舗から出たダンボールゴミを店舗前の歩道に放置っているのかいかがなものか……。麻辣湯といえば春雨が入っているのが一般的ですが、本場中国から輸入されたものを使っているみたいですね。
ところでこの楊國福麻辣湯。訪問前に調べてみると、なにから虫混入事件などを過去に起こしているという記事もちらほら見かけました。問題を起こしているからこそ今は大丈夫なのでは?という見方もできるし、そもそもそういう体質なのでは?という見方もできる。あなたはどちら?
店舗の中はこんな感じ
店舗の中はこんな感じ。

座席数はかなり多いんだけど、その代わりに通路はかなり窮屈です。そして、座席も窮屈。後述する麻辣湯ならではのバイキング形式でお客さんは頻繁に店内をウロウロするので、この通路の狭さは結構気になるところ。

個人的に衝撃的だったのが、この店外のカウンター席と店内に入ってすぐ左手に設けられた激狭のカウンター席。
こんな座席を用意しないといけないくらい休日は激混になるのか、それとも中華系グローバルチェーンならではの商魂の逞しさなのか。大多数の日本の飲食店とは店の造りからして何か違います。
麻辣湯独特の注文方法のご紹介。麺の有無には注意が必要!!
麻辣湯専門店といえば具材のバイキング形式。バイキング形式っていうのは楊國福麻辣湯がそう謳っているんだけど、日本ではバイキング=時間制限付き食べ放題って意味だから、正式にはビュッフェ形式じゃないですかね。ビュッフェはセルフサービスって意味で、必ずしも食べ放題ではない。

楊國福麻辣湯では店舗入口にちゃんと注文の説明が掲載されているので、初めて訪問する人でも安心!!
……と思いきや、実はそうではない。もっとも間違いやすい麺がついてくるのかどうかがここには記載されていません(詳しくは後述)。

麻辣湯といえば具材を自由に選べるシステムがその代名詞。麻辣湯に限らず本場の中国ではお客さんが料理の具材を選んで調理してもらうというスタイルが多いみたい。楊國福麻辣湯では400円/100gでお会計が決まります。
具材を選べない麻辣湯なんて麻辣湯じゃない、と中国出身の知人は言っております。また、レンコンの入っていない麻辣湯なんて麻辣湯じゃない、とも言っています。前者はともかく、後者はあなたの好みなのでは……?と突っ込まずにはいられない。

店内入口にあるボウルとトングを使って、これでもかと並べられた具材を自由にとるのです。友達と一緒にワイワイとしゃべりながら具材を選ぶ楽しさが、若い女性に大人気なのです。タピオカに並ぶのと同じですね。
キャピキャピ楽しそうに選ぶ女性客に囲まれると、わたしのようなスーツを着た中年男性なんかは完全に浮きます。

当然なのですが、これだけ具材があるのでめーっちゃ悩みます。そして、やっぱりさっきのーって、入口付近に戻って具材を取り直す人もいるので、全く進みません。思っていたスピードの3倍くらい進まない。
あぁ、これはスピード重視の人には相性の悪いシステムだなぁと感じました。仕方がないんのだけれども。

そしてこれが最大のややこしいポイント。
具材のなかに麺類があるんだけど、店舗によってはこれがメインの麺になるお店もあれば、メインの麺ではなくあくまでも追加具材の一部とするお店もあるのです。
楊國福麻辣湯ではメインとなる麺は調理時に別途投入されるので、ここで選ぶ麺類はあくまでも追加具材の扱い。ここでめん類を取りすぎると、全体ボリュームはすんごいことになります。
具材を取り終わると、レジに持って行ってその重量を計測。その重量に応じて料金を支払います。計量器とレジが連動しているみたいで、複数人分をまとめた会計ができない点は注意が必要
。
注文時にはメインとなる麺を春雨とうどんから選択し、またスープの味わいも定番麻辣/牛骨/麻辣まぜそば/甘酸っぱいトマトの4種類から、スープによってはそこからさらに辛さも追加で選択します。

具材を選ぶコーナーの近くには調味料コーナーもあって、具材だけではなく味付けも自分好みにカスタマイズできますよ。
わたしが作り上げた麻辣湯がこれだ!
今回わたしが具材を選んで作り上げた麻辣湯がこちら。

選んだ具材を使ってなんとか見栄えが良いように盛り付けしてくれたんだと思うんだけど、わたしの具材チョイスのセンスのなさは如何ともしがたがったようです。
あれだけ具材があったにも関わらず、ハクサイとかキクラゲとか餃子とか、こいつほんとうに冒険しないなーって自分自身で突っ込んでしまうくらいの優柔不断かつ保守的思考っぷり。

選んだスープは定番麻辣の小辛。麻辣好きのわたしとしては中辛と迷ったんだけど、小辛で正解でしたね。結構パンチのある辛さで、わたしには小辛で十分満足でした。
他のお客さんを見ていると激辛を注文してさらに追加調味料をバンバンかけている人もおられましたので、いやはや、激辛好きのポテンシャルはすげーなって思います。
スープは牛骨の分厚い旨味に、しっかりと辛さと痺れが利いたもの。本格的な中華料理って辛さの強さも割にコクや厚みといったベース部分が乏しいものも多くありますが、この麻辣湯は決してそうではなく、日本人の味覚にめちゃくちゃ合っていると思います。

春雨は日本で主流のジャガイモ澱粉を使ったものではなく、サツマイモ澱粉を使ったもの(多分)。中国の春雨ってコリコリ食感の緑豆澱粉を使ったものばかりと思っていたから、これはちょっと意外でした。
適度にもちもち、適度にしっかりとした硬さがあり、スープとの相性もよくとても美味しい麺でした。また具材コーナーにあった幅広の米麺もめちゃくちゃ美味しかったですね。むしろそっちをメインの麺にしたいくらい。
食べ終わったあとの片付け
食べ終わったら食器はそのままでいいお店もあれば、セルフで下げなきゃいけないお店もあります。楊國福麻辣湯の場合はそのままでオッケーでした。
敷居は高いけど、間違いないの美味しさは魅力的
というわけで、今回は有名店「楊國福麻辣湯」を参考にして流行りの麻辣湯専門店の仕組みをご紹介させていただきました。
若い女性が圧倒的に多い点は男性が抵抗を感じやすく、そしてどうしても回転率が悪くなってしまう注文システムはスピード重視の会社員には訪問の難易度を上げてしまうでしょう。
しかしながら有名ラーメン店のように開店前から大行列というわけではないので、平日の開店直後であればいずれも大きな問題にはならないでしょう。今回は平日のオープン直前にいきましたが、開店時の並びは6名ほど。昼前なら並ぶことなく入れそうな感じ。
牛骨の濃厚な白湯スープと麻辣の組み合わせは好きな人には中毒性のある味わいなので、興味のある人は是非一度ご賞味あれ。