先日なんですが、お仕事で静岡の焼津に行っていたんです。
生まれも育ちも関西人のわたくし。これまでの人生で静岡県にいく機会はほぼなかったし、そのため静岡の地理にはかなり疎いんです。そんなわたしでも焼津が漁業の町として有名なことくらいは知っていますよ!
駅前にはカジキのオブジェをとりかこむ足湯場があったんだけど、残念ながら湯は入っておらず。また、駅前の商店街のお店はほとんどシャッターが閉まっていて、なんだか寂しい感じ。でもさびれているってわけじゃないから、ただ観光シーズンじゃないだけ・・・とわたしは感じました。賑わうのはどのシーズンなんでしょ?
予想どおりというかなんというか、やっぱりお魚がすんごくおいしい!
とくにわたしはカツオが良かった!カツオといえば高知ってイメージの人も多いと思うけど、焼津もカツオで有名な町。このお店で食べたカツオは高知でよく提供される厚切りタイプの藁焼きタタキだけではなく、薄切りのお刺身もありました。しっかりと血抜きされていてめちゃくちゃ透明感があって、これはもー、タタキとは完全に別の食べ物ですよ。こんなの初めて!!
ウナギは蒲焼じゃなくて白焼。ど関西人のわたしとしては、やっぱりウナギは蒲焼が好みかなー。
せっかく焼津に来たんだから、お仕事終わりに漁港を訪問。併設されている食堂がとても人気だとお聞きしまして。お昼に訪問したので、市場にはもう誰もおらず。普段市場を訪問することなんてないから新鮮な体験。市場って広いんですねー。
訪問させていただいたのは小川魚市場のすぐ横に併設されている小川港魚河岸食堂。
この食堂、かなりの人気スポットと聞いていましたが、わたしが訪問した時はラッキーだったのか待つことなくする入ることができました。土日祝日だとまた違うのかなぁ?
店内の雰囲気は観光地っぽさはかなり少なく、「観光客向けのお店」というよりかは「観光客でも気軽に入ることができる漁港の食堂」って感じ。焼津は3つの港から多種多様な魚が水揚げされる日本有数の港町として有名な町だけど、漁港で有名な町や市場でも観光客狙いになるとおいそれとは手出しできない価格設定になっている場合がありますからね。
店内の雰囲気と同じく、この小川港魚河岸食堂ではお値段も観光客向けじゃなくとてもいい感じ。焼きそば定食が750円である一方、本日のおすすめお刺身定食が1,000円、海鮮丼定食が1,200円という、観光客狙いとは真逆の意味でかなりバグったお値段設定でした。
わたしは海鮮丼とシラス、サクラエビをいただきました。観光客向け!って感じの派手な見た目ではないけど(むしろ地味とすら言えるでしょう!)、こんな立地で提供されているんだから、おいしくないわけがない。
あと焼津で是非食べてほしいのはへそフライですかねー。これはカツオの心臓のこと。当然心臓はカツオ一匹につき1個しかなく、とれる量はかなり少ない部位みたい。焼津では昔から食べられてきた食材らしいのですが、わたしはこれまでの人生で見たことも聞いたこともなかったです。
「へそ?お腹の?」
「いえいえ、心臓のことですよ。なんでへそなんでしょうね笑」
というのは焼津の方と他の地域の人が飲みの席で話す鉄板の流れだそうです。そんなへそをフライしたこちらのへそフライ、わたしも追加でオーダーしましたが、さっぱりとしたお肉でとても美味しかったです。当たり前というかなんとかいうか、鶏のハツとか砂肝に近い肉質でした。
漁港からは雪を被った富士山が綺麗に見えました。ビジネスで来ていたんだから仕方がないんだけど、大きいカメラ持ってきてたら良かったーー!今回の撮影は冒頭の焼津駅以外、すべてiphoneSE(第2世代)です。普段全然不便さは感じていないんだけど、こういう場合だけは不便さを感じるから、カメラ性能がもう少し高い機種に買い替えようかな・・・。
漁港のすぐ横には津波緊急避難施設が。発生してほしくはないけど、30年以内にほぼ間違いなく来るだろうと言われている南海トラフ地震。この高さで大丈夫なの?とど素人のわたしは率直に感じてしまいましたが、ちろん専門家がしっかりと考えたうえでの高さなのでしょう。周囲には高い建物は一切無い地域なので、この施設はまさに命綱って感じでした。
というわけで、本日はビジネスメインだけど焼津に訪れた日記でした。
焼津は漁港で有名な町。当然というかなんというか、海鮮が絶品でした。温泉で有名な町でもあるようなので、ゆっくりと温泉と海鮮を楽しむ旅行先にいいかも。兵庫県いう城崎みたいな場所かな?水揚げされる魚の中でもとくにカツオで有名なので、またカツオのシーズンに訪れたいですね。