観光地

『白い恋人パーク』の紹介と感想。有料エリアのボリュームは少ないけど、雰囲気は最高

スポンサーリンク

要約

どんな場所? :「白い恋人」をメインとしたテーマパーク風工場見学

訪問日時 :2024年10月6日 ハロウィン期間の日曜日

料金 :有料エリアは大人1名800円。体験コーナーは別料金

立地 :札幌西ICのすぐ近く

おすすめ年代 :内容は比較的大人向けだけど、小学生くらいからでも楽しめそう

個人的な評価

お財布への優しさ ★★☆☆☆(2)入場料はリーズナブルだけど、体験とかすると結構かさむ
満足度 ★★★☆☆(3)
お勧め度 ★★★☆☆(3)お菓子好き、写真好きなら!!

一言 :雰囲気は最高!!その雰囲気を味わいにいくだけでも十分価値はあるかも。

北海道の定番お土産といったら、皆様はなにを思い浮かべてますか?

お菓子部門に限定するとしたら、おそらく最もメジャーなものは白い恋人でしょう。

そんな白い恋人ですが、なんと札幌には白い恋人にちなんだテーマパークがあるのです。

それが白い恋人パーク。

わざわざここを訪問するために北海道を訪れたわたくし。果たしてそれだけの価値があったのか、ご紹介させていただきます。

 

白い恋人パークってこんな場所

札幌にあるレンガ風のでっかい工場

立地場所は札幌市西区。車で行く場合は札幌西インターを降りてすぐの場所なので、遠方からでもアクセスは楽々。

札幌市とはいえ札幌の中心地から8km程度離れた場所なので郊外感も感じられるような地域だけど、それでも周囲からするとかなり異質な雰囲気を漂わせているこの建物が、今回ご紹介する「白い恋人パーク」。

 

工場見学ができると聞いていたので、わたしはてっきり工場にテーマパーク的要素がくっついていると思っていたんです。実際はそうなのかもしれないけど、それにしても外観のエンタメ感がすさまじい。地方のお菓子メーカーが手がけている施設には到底思えません。雰囲気は完全にディズニーとかUSJとかのアトラクションです。

 

建物自体の造り込みも凄いんですが、こういった柵といった細かい部分の造り込みもすっごい手が込んでいます。細部を気にしだすとほんとうにキリがないんだけど、ほんとうにお菓子工場とは思えない造りなのです。

スポンサーリンク

 

駐車場は休日だとかなりの混雑が予想される?

白い恋人パークのオフィシャルな駐車場は計5か所。一番いいのは白い恋人パークの真横にある駐車場だけど、この駐車場は休日だと終日満車になっていることが多いみたい。

わたしが訪問したのはかなり遅めの15時くらいだったのに、それでも満車。そういう場合は一旦敷地内に入ることはできるものの、敷地内でUターンして別の駐車場にいくように案内されます。

わたしが利用したのは洋服の青山の隣、第4駐車場と呼ばれる場所。この駐車場の敷地にはRoute148(ルートイシヤ)というお店があり、白い恋人のアウトレット品も販売されている様子(人気商品で、わたしが訪問したときはすでに売り切れ・・・)。なお、この駐車場でもちゃんと白い恋人パークの割引サービスを受けることはできましたよ。

ところで、白い恋人パークでの満車時の対応はこれまで訪問してきたどの観光地よりも丁寧でした。誘導員さんってその場所を訪れたときに一番最初に接する関係者であることがほとんどだから、本来はめっちゃ重要なポジション。なのに、その教育がおざなりになっている施設のなんと多いことか!!

 

内部の雰囲気は完全にテーマパークのアトラクション

白い恋人パークは「有料エリア」と「無料エリア」に分かれています。無料エリアはほぼ売店中心なので、ここに来る人の大半はおそらく有料エリア目当てではないでしょうか。

有料エリアのチケットは現地でも購入できるみたいだけど、オンラインで事前に購入することも可能なので、確実に入りたい人は事前に購入しておいた方が良いでしょうね。ここまで来て入れない、という事態になるのは悲しすぎる・・・。

有料エリアの入口となるホール。ご覧のとおり、建物の内部も外観同様にものすごく造り込まれた空間が広がっています。何度もいうけど、これは完全にテーマパークのアトラクションレベル!もう、入口部分から期待感MAXでテンションが上がります。

 

が、当然この場所は工場なのでテーマパークのアトラクションではありません。子ども向けの映像コーナーはありますが、大人は順路を足早に進んでいる人が多かったですね。せっかくの造り込みなんだから、もっと細部まで楽しもーよ!?

 

バームクーヘンがどのように製造されているのかをお洒落に記載した展示物があったり、

 

白い恋人がどのように製造されているかをコミカルに紹介した展示があったり。この展示は誰にでも分かりやすいし、なによりもボタンを押したら何かが起きる!みたいな仕掛けもあったので、子どもにも人気のようでした。

 

ボタンを押して喜ぶ見知らぬ子どもたちのそばで、「お金掛かってるなぁ・・・」という感想がでてしまうわたしは、もうすっかりビジネス脳になっちゃっているんだなぁ、としみじみ感じてしまいます。

 

本物の製造ラインも。じっくりお菓子の製造工程を見学できる

先ほどのコミカルな展示の目の前には、なんと本物の白い恋人とバームクーヘンの製造ラインが。展示と比べながら、お菓子が製造される様子をじっくりと見ることができるのです。

 

あんなテーマパーク感のあるすっごい外観の建物で、ほんとうに工場見学できるなんて!!テーマパーク感たっぷりの外観や内観ですが、意外と違和感なく工場見学エリアへとつながっていました。

 

それにしても・・・これだけ訪問客の多い施設ですから、この製造ラインで働いている人のプレッシャーはなかなかのものではないでしょうか?メーカー系の知見のある人なら分かると思いますが、製造ラインなんてものにおいては大なり小なりトラブルは必ず起こってしまうもの。でもそんなことは知らない人の方が世の中圧倒的に多いし、このような従業員の一挙手一投足が常に見られているような環境で何かトラブルが発生すると、もうすぐにYoutubeとかSNSにアップされちゃいそう。いやはや、考えただけで大変そうな環境です。

スポンサーリンク

 

ここでしか食べることのできない「白い恋人生チョコサンド」

白い恋人パークの有料エリアは、広いようで実は実質3Fと4Fの2フロアだけ。工場見学エリアが3Fで、4Fは体験コーナーと飲食関連が中心となります。

こちらが4Fのどーんとあるカフェスペース。

 

白い恋人はどちらかというとリーズナブルなお菓子だと思うんだけど、このカフェスペースで提供されるスイーツはちょっとお高めの価格設定。少し疲れたからお茶タイムにする?という感じでは、わたしは使えそうにないなぁ。

 

そういう用途であれば、カフェスペースのすぐ隣で販売されていた「白い恋人生チョコサンド」がおススメ。こちらは白い恋人パーク限定の商品。

きっと真ん中のホワイトチョコが生チョコになってるんでしょ?っていうのは誰でも想像がつくと思うんだけど、実際は外側のラング・ド・シャも焼きたてのものに変更されており、普通の白い恋人とは全然違うものになっています。美味しいんだけど、めーーーっちゃ食べにくいので注意!どう頑張っても焼きたてのラング・ド・シャが崩壊していきます。

 

体験コーナーこそが有料エリアの意義?

白い恋人パークの有料エリアでは、「私の白い恋人」というオリジナルの白い恋人を製作できる体験コーナーがあります。むしろ、体験コーナーをしないのであれば有料エリアに来た意味が激減するのでは?というのがわたしの率直な感想なので、白い恋人パークに来たのならば是非体験コーナーにいきましょう。有料(別料金)ですけれども。

 

「私の白い恋人」の作品例。普通の白い恋人とは全然違うでっかいハート型のラング・ド・シャに、チョコペンで好きなお絵描きを追加したもの。初挑戦でこんなハイクオリティなものできるの?って思いますよね?それがねー、できちゃうんですよ!

 

というのもわたし含め多くの人がおこなっていたのは、すでに完成したハート型のラング・ド・シャにチョコペンでお絵描きするだけのお手軽プランだから。チョコペンもかなり質が良いもので、ストレス無くお絵描きができます。スーパーとかで売っているチョコペンとは全然描きやすさが違う。面白いくらい、すらすら描ける!

チョコペンは白黒2色パターンで1,200円、フルカラーで1,500円です。

このプランだと体験時間は30分くらい。これとは別にラング・ド・シャから焼き上げるプランもあり、そちらは60分くらいかかるみたい。

 

わたし的にはこの体験をしなければあっという間に有料ゾーンが終わっちゃうのでは?と感じたんだけど、意外や意外。体験コーナーはわたしを含めて4グループ程度しか利用していませんでした。ガッラガラ。なのでゆったりと楽しむことができました。

なお、「私の白い恋人」は製品のようなしっかりとした包装ではないので、マッハで湿気ってしまいます。かわいいから食べるの勿体無ーい!と思っている間に、どんどんふにゃふにゃになります。持ち帰ったらさっさと食べましょう。

スポンサーリンク

 

無料エリアはお店が中心

有料エリアの出口は無料エリアの2Fと繋がっています。

無料エリアとはいえ、内部の造り込みのすごさはこちらも同じ。わたしが訪問した時期はハロウィンの時期だったので、メインホール部も華やかに飾りつけられていました。

 

このメインホール中央の階段は非常に”絵になる”ためか、 終始写真撮影の人が絶えなかったです。わたしも人が少なくなったタイミングを見計らって写真をパシャリ。

 

無料エリアにはカフェやベーカリーもありますが、やっぱり一番人が集まっているのはショップですよね。空港や道の駅では見かけないようなお菓子もたくさんあり、こんなのもあるのかーと見ているだけで楽しい!

 

そしてここならではのグッズも。こちらは好きな文字入りの白い恋人のキーホルダーや、好きな写真を入れた缶仕様の白い恋人を購入することができます。写真はその場でクラウドサービスなどを活用してアップするんだけど、これ、利用するの結構難しくないですか!?

 

屋外もテーマパーク感満載。写真撮影スポットがたくさん

建物から出ますと、辺りはもう暗くなってきていました。

何度も言うけど、これが工場に見えますか?いやはや、ほんとうに素晴らしい造り込みです。屋外には植物いっぱいの中庭や様々なオブジェがある他、以前はミニチュア鉄道が運行されていたようで、その名残となる駅や線路を自由に見学することができます。

 

こちらがそのミニチュア鉄道の駅。子供用のアトラクションだったんだろうけど、それを感じさせない立派な造り。駅名は「しらかば駅」。その名のとおり、白樺がホームから生えています。いやー、このミニチュア鉄道は是非動かして欲しいなぁ。

 

白い恋人パークのまとめ

というわけで、本日は白い恋人パークのご紹介でした。

なんといっても「ここはテーマパーク?」と思ってしまうほどの規模感と完成度がなによりも素敵。お菓子が好きな人だけではなく、写真撮影が好きな人もしっかりと楽しむことができるでしょう。

ただ、大人1名800円の有料エリアの内容は、ほぼほぼ工場見学と体験コーナーのみ。体験コーナーに行かなければ、短ければ15分から30分程度で回れてしまうくらいのボリュームです。わたしは体験コーナーをに参加して、展示も隅々まで楽しませてもらっても2時間半程度の滞在でした。一日かけて楽しむ類の施設ではありませんね。

白い恋人パークで良かったところ

  • 工場見学なのに、まるでアトラクションのようなワクワク感を感じることができる
  • ここでしか食べることのできないメニューや体験がある。

白い恋人パークで残念に感じたところ

  • ただ回るだけならばお値段に見合うだけのボリュームを感じない人もいるかも
  • 「私の白い恋人」は包装の性能が低いのでマッハで湿気ってしまう。もう少し、なんとかなりませんか?
  • ミニ鉄道は是非動かして欲しい

-観光地
-,