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美瑛の青い池とセットで訪問したい『白ひげの滝』

北海道には様々な絶景ポイントがありますが、代表格の一つとも言える『美瑛の青い池』について前回の投稿でご紹介させていただきました。

その所在地(秘境じゃない!)や成り立ちなど、わたしの勝手なイメージとは随分違ったので結構衝撃的な場所でしたね。ただ、その景色の美しさは噂通り・・・なんだろうなぁと思います。残念ながらわたしが訪問した時は天気に恵まれなかったので、どんよりとした暗い雰囲気だったのです。こればっかりは仕方がないけど、残念過ぎる!

さて、本日はそんな青い池のすぐ近くにある同じ美瑛川系の観光スポット『白ひげの滝』のご紹介です。

要約

どんな場所? : 火山活動によって作られた美瑛川系の滝

料金 :無料

立地 : 北海道の真ん中らへん

おすすめ年代 : 綺麗な景色や非日常的な景色を楽しくことができる大人。

個人的な評価

お財布への優しさ ★★★★★(5)無料
満足度 ★★☆☆☆(2)
お勧め度 ★★☆☆☆(2)

一言 : ここだけを目的地にするような場所ではないけど、青い池のすぐ近くなのでセットで訪れるべき定番スポット

 

白ひげの滝ってこんな場所

前回ご紹介した『美瑛の青い池』は美瑛川系の地下水が作り出した観光スポットでしたが、今回ご紹介する『白ひげの滝』も同じ美瑛川系の観光スポット。青い池から車で僅か4分程度の距離なので、青い池とセットになっているツアーも多いようですね。距離を考えたら当然のことでしょう。

観光地となるような滝にもいろいろな種類がありますが、白ひげの滝はすぐ近くで水しぶきを浴びながら楽しむタイプの場所ではありません。美瑛川にかかる橋(白金橋)から見下ろす形で、遠く離れた場所から景色の一部として楽しむタイプの観光スポットです。

画像奥に見えるカクカクした造形の橋が今回の目的地となる白金橋となります。相変わらず空模様がどんよりなのが残念すぎます。

 

2~3分ほどテクテク歩きまして、今回の目的地の白金橋に到着。おそらく歩行者メインの橋だと思うんだけど、車も通行できるようなめっちゃ立派な造りの橋でした。

青い池が観光客でごった返していたのでここもすごい人なんじゃないかと思っていたんですが、青い池よりも混雑はずっとマシでしたね。ただ、滝を見ることができるのは橋の上流側(画像の右側)の欄干だけなので、この程度の混雑具合でも場所待ちは発生していました。

 

順番待ちをして、橋から美瑛川を見下ろすとようやく白ひげの滝とご対面。繰り返しになりますが、白ひげの滝は滝だけを楽しむ観光スポットではなく、滝を含む美瑛川の美しい景色を楽しむスポット。どんよりとした曇りの日でしたが、見下ろす形なのでそれほど天気の悪さは感じませんでした。とても綺麗な景色ですね。きっと四季折々の素敵な表情があるんだろうなぁ。

 

橋の入口付近にはこの白ひげの滝に関するパネルが設置されていたんですが、それによるとこの滝は十勝岳の火山噴火によってつくられたものなのだそう。わたしは知らなかったのですが、この近くにある十勝岳は活火山であり、いまでも噴煙が上がっているのです。噴煙の様子は天気が良ければ遠くからでも綺麗に見えますよ。

 

この滝は「潜流爆」という日本では珍しい種類の滝であり、この大量の水は地面から湧き出しているのです。この場所は湧約30万年前の土石流で流れてきた砂やレキの層と、約17~25万年前に作られた溶岩の層の2つの層が重なっており、その2層の境目から大量の水が湧き出しているのです。

 

青い池の記事でもご紹介しましたが、美瑛川の水は多くのアルミニウムを含むために青っぽい色調をしています。この場所は水深が浅いので青とまではいえないけど、綺麗な水色をしていてとても非現実的な光景でした。

 

白ひげの滝のアクセス性・お食事・トイレ事情

アクセス性:駐車場の確保が大きな課題?

白ひげの滝は美瑛町の白金温泉郷にあります。源泉が見つかった時に「まるでプラチナ(白金)を見つけたみたい」と当時の町長がおっしゃったことから、この名称になったんだとか。

青い池から車でたった4分程度の距離だし、駐車場から滝を見ることができる白金橋まで徒歩で2~3分程度。これらの点ではアクセス性は抜群だと言えるのですが、

問題は駐車料ですかねー。無料なのはとても有難いのだけど、恐らくメインの駐車スペースとなる白金温泉観光組合前の駐車場はそれほど広くありません。観光バスの場合は駐車場に停めることができなくとも運転手さんがバスを違う場所に待機させておくことも可能ですが、レンタカーや自家用車の場合はそうはいきません。駐車場が確保しやすい時間帯に訪問するのがよいでしょうね(昼頃はめっちゃ混むらしい)。くれぐれも違法駐車はダメですよ!

 

食事情報:売店は一箇所あるにはあるが・・・

青い池同様、この白ひげの滝もそれほどがっつり滞在する場所ではありません。ツアーでも滞在時間は20~30分に設定されることが多い様子?なのでお土産屋さんなどの売店はほぼ存在せず。

橋のすぐ目の前の一等地に「スイーツショップしろがね」さんという売店がありましたが、わたしが見ている限り誰も買っておりませんでした。決して興味がないわけではないんだろうけど、とくにツアーの人は時間がないのでしょうね。景色を楽しんで、写真を撮って、そして急いでバスに戻っている感じでした。青い池でトイレに行けてない場合は、トイレも済ませないとダメですし。

 

ただ、「白ひげの滝名物 白ひげさん」は気になるなぁ。お値段は2,500円。お値段的にもボリューム的にも、隙間時間にパパっと食べるのはちょっと勿体ないですね。

 

トイレ情報:トイレは激込み

メインの駐車場となる白金温泉観光組合前の駐車場に公衆トイレがありますが、このトイレは全くお勧めできません。仕方がないんですが、わたしが訪問した時はびっしりと大量の蛾が張り付いていたのです。虫が苦手な人には最悪のトイレ環境。

でもご安心を。そのすぐ隣の建物である白金温泉観光組合(郵便局が入っている建物)の内部にもトイレがあり、こっちはめっちゃ綺麗です。トイレの数は少ないので場合によっては混雑する可能性もあるけど、綺麗なトイレがいい人は迷わずこちらに行きましょう。

 

まとめ

というわけで、今回は青い池のすぐ近くにある同じ美瑛川系の観光スポット『白ひげの滝』のご紹介でした。水色が美しい美瑛川と、地面から噴き出しているとは思えない水量の滝、そして周囲の豊かな森との組み合わせはとても美しいものです。

ただ、素晴らしい景色だと思うんだけど、あくまでも旅の途中で立ち寄るタイプの場所じゃないかと感じました。お土産屋さんなどが豊富にあるわけでもなく、メインの目的地となるタイプの場所ではありません。青い池や白金温泉、もしくは十勝岳への登山などといった他の観光と併せて是非立ち寄って欲しい場所じゃないでしょうか。

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