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『LUMIX S9』の実機レビュー。コンパクト、ではない!?でも18-40mmは魅力的

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カメラにおいてわたしはLUMIX歴20年の熱烈なパナソニックユーザー。現在もマイクロフォーサーズとLマウントの2つの製品群を愛用中。

ただ、こんな熱烈なユーザーから見ても、正直言ってLマウントってイマイチですよね。

マイクロフォーサーズの方は長年オワコンと言われ続けているものの、そのコンパクトさは唯一無二。根強く支持されるファンがおられます。とくに動画撮影での使い勝手がめちゃくちゃいい。軽さと画質の良さのバランスがとてもいい。

だけど、フルサイズのLマウントはライバルが多すぎます。SONY、キヤノン、ニコン。これらのライバルは魅力的な機種を多く揃えているというのに、Lマウントの選択肢は実質S5ⅱのみ。他は尖った製品ばかり。

でも!ついにそんなLマウントにもカジュアルな機種が新登場!それが『LUMIX S9(DC-S9)』だ!

新橋にいく予定があったので、ついでに実機を見てきました。

 

というわけで、これが『LUMIX S9』

良かったら買うつもりで行ったんですよ。でも、見た瞬間に感じたのはコレジャナイ感がすごい。購入前に実機を見に行ってよかった・・・と人生で初めて感じました。

というのも、てっきりコンパクトでスタイリッシュな普段使いできるカメラだと思っていたんです。わたしが愛用するGM1のフルサイズ版だと思っていたんです。なんだよこの弁当箱のような物体は。

 

弁当箱のように感じた原因はこの厚み。分厚いせいでめっちゃでかく感じます。このスタイルでこの厚みはいくらなんでもないでしょう?軍幹部だけならそこまでの厚みではないけど、モニター部分などの厚みがけっこうすごい。画像で見るよりも実機はよりグラマラスです。

電子シャッターのみ・ファインダーレスというかなり割り切った機種らしいんだけど、同じく電子シャッターのみ・ファインダーレスのSIGMA fpよりかなり、デカい。SIGMA fpなんて5年も前の機種だよ?5年分の進化はどこにあるのか、ど素人のわたしにも分かるようにはっきりと示して欲しかった。電子シャッターだけでも歪みもフリッカーもでない、とか。

あと、こういうスタイルの機種でバリアングルモニターってどうなんでしょうね?モニター固定式にしてでも薄くするべきだったんじゃない?だってほら、同じパナソニック製品でもかつてのGM1やGM5ではいさぎよくモニター固定式にしていたんだから。

上:富士フイルムX-E1 / 下:パナソニックGM1

メーカーは違うけど、似たようなスタイルの富士フイルム X-EシリーズでもX-E1、X-E2、X-E3はモニター固定式だったし、モニター可動式になったX-E4でも軍幹部の厚みの範囲にしっかり収めています。ライカQ3もそう。この手のカメラでは薄さとスタイリッシュさは大事な要素でしょう?

 

この角度からみるとS9はスタイリッシュ

たまたまだったんだけど、訪問した日はLUMIX S 18-40mm F4.5-6.3(S-R1840)の発売初日。すでに20-60mmを持っているわたしはこのレンズは完全にスルーしていたんだけど、実際触ってみるとこれ、かなり良いかも。シルバーの見た目と質感は正直安っぽいんだけど、価格も安いのでそこは大丈夫。それよりもこのコンパクトさはかなり魅力的。

気軽に持ち出せるカメラとしてS9に興味があったけど、実質的なコンパクトさは今使っているS5とそこまで差を感じなかったため残念ながら購入は見送りでしょうか。だけど、18-40mmはかなり欲しくなったなぁ。

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