写真や動画なんかを撮っておりますと、悩ましいのがどんどん増えていくデータ容量。
15年ほど前に1TのHDDを買ったときは、もうこれで一生安泰だぜーみたいなおめでたい気分だったというのに、いまや1Tなんて全く特別な容量ではなくなってしまいました。とくに4K動画を撮影するようになってからはものすごい勢いでストレージが圧迫されてしまうように。データが収まらない・・・
じゃあいらないデータを消せばいいじゃない?って思うかもしれないけど、とくに家族の写真や動画なんてなかなか消せるものじゃありません。スマホしか持っていない人って、どうやってデータ管理しているんでしょうね?
本日はそんな写真や動画のデータについて、わたしが行っているバックアップ方法についてご紹介します。
なんだかんだでシンプルな外付けHDDが便利
そんな大量の写真、動画データですが、これだけは絶対に死守しないと!というとくに大切なデータってありますよね。人生の一大イベントだとか、子どもが小さい時の記録とか。
昔ならCD-RとかDVD-Rに焼くといったバックアップ手段が存在していたけど、いまとなってはそれらの手段はメインでは使い物になりません。
というわけで、わたしがバックアップの手段として活用しているのは外付けドライブ。最近だとクラウドやNASという手段もあるけど、どうもネットワーク系はいまいち信用できないというか、なんというか。ネットワークトラブルや落雷などのリスクを考えると、昔ながらの外付けHDDドライブがシンプルでコストも安くていいんじゃないでしょうか。
昔ながらといっても、わたしが愛用しているのは好きな容量のHDDをセットでき、しかも同時に2つのHDDにコピーを作成できるレイド機能つきのちょっといいやつ。
まだレイドが役に立った経験はないけど、バックアップなんてものは一つよりも二つあるにこしたことはないんだから、わたし的にはレイド機能は必須ですね。
意外と悩ましいバックアップ用外付けHDDの保管方法
そんな特に大切なデータのバックアップ用の外付けHDDですが、どうやって保管するのかが結構悩ましいところ。
パソコンに繋ぎっぱなしだとウイルス感染なんかのリスクがあるし、HDDは精密機器なので物理的なダメージ対策にも気を使いたいところ。
長年うんうんと悩み続けていたんだけど、最近やっといいものを見つけたんです。
それがこのトラスコのプラケース(商品名は「プロテクターツールケース」)。プラケースといってもちゃちなやつじゃなくて、耐衝撃性や耐水性を兼ね備えたかなり頑丈なやつ。その分、結構いいお値段します。
こういう高機能プラケースといえばペリカン(アメリカのペリカンプロダクツ社)がど定番なんだけど、ペリカンはめっちゃ高いのです。どの程度の性能差があるのかは分からないけど、わたしにはペリカンは手が出ませんね。高すぎぃ。
トラスコの「プロテクターツールケースの使い方
話は庶民的なトラスコ製品に戻りまして、早速届いた商品の中をパカっと開けますと、
何も入らない!!
という冗談はおいておいて、この手の製品は入れるものに合わせて自分で内部のスポンジをカットするみたい。分厚いカット用のスポンジが2枚、カットせずに使う底用の薄いスポンジが1枚入っていました。
素人でも真っ直ぐカットできるよう、カット用のスポンジにはあらかじめ格子状に切れ込みが入っていました。
これだけしっかり下ごしらえされているんですから、初めてのわたしでもスパッと綺麗に切れると思うじゃないですか。早速カッターナイフで切り込みに沿って丁寧にカット開始。
確かに簡単にはカットできるんだけど、
断面が汚ったない感じに。切り込みが入ってるんだからフリーハンドでも綺麗に切れると思ったんだけど、いや、フリーハンドにしてはめっちゃ綺麗かもしれないけど、もっと綺麗に切りたい方はちゃんと定規などの道具を活用しましょう。
スポンジの断面は綺麗ではないけど、まるで既製品かのように綺麗に収まりました。
これで万が一の事態でも安心?
そんな感じで、レイド機能付きの外付けHDDが電源ケーブル含めて綺麗に収まりました。こうやってPCや電源に接続しておかないことで、ウイルス感染や落雷による被害を防ぐことができるでしょう。また、頑丈なケースに収めておくことでHDDにありがちな物理的なダメージも防ぐことができるはず。
また、こういうケースに収納しておくことで、災害などの万が一の事態でも簡単に持ち出すことができます。持ち出す余裕がない場合でも、地震や水害ならデータを守ってくれるかも?防水機能付きですからね。
一生持っておきたい大切なデータ。どうやって守っていこうかずーっと悩んできましたが、現在のところはこれがわたしにとってもベストな方法です。ベストの基準は人によっても違うと思うけど、少しでも皆様の参考になれば幸いです。