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クラブハリエの『ラ コリーナ近江八幡』のギフトショップはものすごく趣味感全開の空間だった

バームクーヘンで有名なお菓子屋さんといえば、なんといっても滋賀のクラブハリエでしょう。

クラブハリエは「たねや」とともに「たねやグループ」を構成する企業ですが、たねやが和菓子を扱うのに対してクラブハリエは洋菓子をメインに扱います。たねやもクラブハリエも店舗展開は滋賀県内が中心の地元密着型企業だと思うんだけど、クラブハリエの方は「クラブハリエ Bスタジオ」という別ブランドで東京・横浜・名古屋・福岡などの主要都市に出店しています。関西圏だけではなく全国的な知名度が高いのはこのためではないでしょうか。

そんなクラブハリエ/たねや/たねやグループの本社は滋賀県近江八幡市にあります。

それがこのラ コリーナ近江八幡

本社施設と旗艦ショップが併設されている場所なんですが、そのショップがご覧のとおり凄まじい造りの店舗になっています。まさにジブリの世界。何も知らなければ絶対にお菓子屋さんって分からないでしょ?この見た目で中では和菓子売ってんですから。

見てのとおり写真映えする店舗であることや、非日常感を味わえること、たねやの和菓子とクラブハリエの洋菓子が選び放題ということから、2015年のオープン以来滋賀県の有名観光スポットとして大変賑わっています。

わたしもここが大好きで、滋賀県に行くときはほぼ100%立ち寄っています。高速道路のICから結構遠いことと、休日はかなり混雑することが難点ですかね・・・。オープン間もない頃の休日はほんとうに酷い混雑で、駐車場に入るために数時間待つ必要があったときもあるくらい。周辺道路は大混乱。

 

個人的におすすめなのは生どら焼き

注文を受けてからその都度作ってくれるこの生どら焼きはまさに絶品。ラ コリーナ近江八幡だけの限定品というわけではなんだけど、生ものなので店頭でしか食べられないプレミアムなスイーツってわけです。わたしの中では、たねやグループでのNo1は定番のバームクーヘンではなくこの生どら焼きなのです。

 

そんなラ コリーナ近江八幡ですが、オープン当初から広大な敷地を活用して徐々に施設を増やすという構想がありました。そして、2017年の7月にオープンしたのが今回ご紹介するギフトショップ。

それがこちら。ジブリっぽい雰囲気の緑たっぷりのメインショップも全然お菓子屋さんには見えませんでしたが、テイストは違うもののこちらもやっぱり全然お菓子屋さんには見えません!

このギフトショップ、オープン以降ずーっと興味があって行きたかったんだけど、なかなか機会に恵まれなかったのです。でも今回ようやく念願叶って訪問することができました。どんな場所かはネットの情報で前から知ってはいたんだけど、実際に訪問すると予想以上でした。そう、迫力と趣味感の密度が。

 

このギフトショップで最も目を引くのは、やっぱりこの二階建てのロンドンバスでしょう。デカいデカいと聞いてはいたけど、実物は想像以上にデカかったです。こんなバスがすっぽり入るガレージ風の建物もすっげーですね。

 

このバス、中に入ることができます。中ではマカロンが販売されていました。照明もガラスのマリンランプに交換されているし、雰囲気造りに対するものすごいこだわりを感じます。

 

ギフトショップはガレージ風の店舗ということもあり、車を模した商品もたくさんありました。これまでのクラブハリエの店舗ってレンガや植物の質感を前面に出している店舗が多かったですから、このような金属的な質感ってこれまでのイメージからはかなりギャップを感じましたね。

 

定番のバームサブレも当然たくさん並んでいます。この缶容器がかわいいから、つい買っちゃう一品。

 

広大な空間であるガレージ風の建物には、乗り物にちなんだ飾りがこれでもかと詰め込まれています。わたしは車やバイクが好きなんだけど、クラブハリエの偉い人も絶対に乗り物が好きなはず。しかも、とんでもなく好きなんじゃない?じゃないとこれほどの店舗は絶対に作れないと思います。ものすごくお金が掛かってるだろうし、それに各部へのこだわりがすごい。

 

二階に上がるとロンドンバスを少しだけ見下ろすことができます。ロンドンバスの実物を初めてみたけど、こんなに大きな乗り物なのですね。こんなのが街中を走ってるだなんて信じられない!

 

入口付近に飾られているのはフィアット500。フィアット500はいまでも世界中で販売されている車だけど、これはその一つ前の世代の車。熱狂的なファンが多いことで有名で、いまでもたまーーーに街中で走っているのをみかけます。

 

最終モデルでも1975年ですから、45年以上前の車両。ここではそのヤレた質感を生かしたオブジェになっています。こんな距離で好きなだけ眺めることができる機会もなかなか無いので、お菓子選びそっちのけで各部をじっくり観察したり、写真を撮ったりしちゃいました。眼福、眼福。

 

バイクガレージ風のコーナーもあったり、

 

シトロエン・Hトラックがあったり。ロンドンバスの時点でもお腹一杯なんですが、どれもこれもスイーツショップの什器やインテリアとしては明らかにやりすぎです。繰り返しになりますが、ぜーったいにクラブハリエの偉い人はバイクや車の愛好家に違いない。それも、かなり重度なんじゃない?

 

こんな感じでお菓子好きな人や車が好きな人には最高の空間なんですが、子連れでくると子供は少し退屈してしまうかもしれません。その場合は中庭にあるこちらのスポットに連れてきましょう。

小さい扉がある壁(?)が2か所あり、子供たちはずーっとこの扉を開け閉めして遊び続けるのです。小さいドアってやっぱり子供を引き付ける魔力があるに違いない。そしてこのドア、木製ドアらしいいい音がするんですよね。

ただしここはインスタ映えするスポットとしても有名っぽく、土日はかなり混雑してしまう様子。ラ コリーナ近江八幡には他にも素敵な撮影スポットがたくさんあるんですが、できれば人が少ないときにゆったりと写真を撮ったり、過ごしたいところ。やっぱり訪問するのであれば平日か、もしくはオープン間もない時間がおすすめですね。

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