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要約
どんな場所? : でっかい児童館
料金 : 無料
立地 : 神戸の海の方。JR・地下鉄の駅が近いけど、主要路線じゃないのでアクセスは良好とまではいえない
おすすめ年代 : 幼児~小学生高学年
個人的な評価 :
お財布への優しさ | ★★★★★(5)だって無料だもの |
満足度 | ★★☆☆☆(2)長時間滞在する場所ではない? |
お勧め度 | ★★★★☆(4)2時間程度の滞在なら最高 |
一言 : このクオリティで無料っていうのは有難い限り
こべっこランドってこんな場所
神戸のでっかい児童センター
こべっこランドは『神戸市総合児童センター』という神戸市が運営している大型児童センターと児童相談所で構成されている施設のこと。
子どもの育成のサポートを目的とした施設なので、要は神戸市が運営する立派な児童館みたいなところ。児童館ならきっと皆様の地域にもあるでしょ?それの巨大豪華版っていうとイメージしやすいのではないでしょうか。児童館は大抵の地域にある施設ですが、大都市である神戸市ともなるとそれもかなり立派になるということです。
運営は神戸市ですけど、市外の人でも利用はできるのでご安心を。児童館って入館時に簡単な手続きが必要な施設もありますが(どこから来たとか)、こべっこランドはそのような手続きはありません。誰でもプラッと立ち寄れます。ありがてぇ!
ところで児童館と児童センターの違いって?
先ほど”こべっこランドは神戸市が運営する立派な児童館みたいなところ”って紹介しましたが、こべっこランドは厳密には児童館ではありません。
”子ども達が遊びはもちろん、料理や音楽といった様々な体験をすることができる市内唯一の大型児童センターです。”って神戸市が言っているとおり、ここは児童センターなのです。児童センターと児童館って何が違うの?って思っちゃいますが、調べてみるとどうやら児童館に体育館が組み合わさったものを児童センターって定義することが多いようです。
実際にはこべっこランドには体育館はないのですが、その代わりに子どもが積極的に体を動かすことができるような場所を屋内・屋外に設けているので、その点を体育館とみなしているんじゃないかなぁって予想しています。
こべっこランドは屋内も屋外も魅力たっぷり
こべっこランドは豪華3階建ての構造。屋外には遊具のある公園スペースもあります。
こべっこランドに入ってまず目の前にどーんと広がるのが、この遊具を兼ねた巨大な中央階段。この空間は『こべっこプラザ』と名付けられているみたい。大人が見ても楽しそうなこの空間は巨大な吹き抜けになっており、2階部分の床(1階の天井部分)にはネットが張られています。1階から見上げると、真上のネットの上を子どもたちが走り回ってる!楽しそう!
ちなみに階段の裏はこんな感じになっています。秘密基地感がありますね。
ご覧のとおり建物内の床はまるで学校の体育館のような板張りなんですが、このような床であるにも関わらず建物内は土足OKなんです。こういう板張りの床ってどこの施設でのスリッパに履き替えるのが当たり前だから、なんだか物凄く違和感を感じます。違和感どころか、ほんとうに土足でいいの?って罪悪感を感じてしまうレベル。
訪問した日は使用されていませんでしたが、2階にはいい雰囲気の料理教室があったり(下駄箱の質感も素敵!)、
同じく2階には靴を脱いで入る図書室があったり。子どものための図書室なので、堅苦しい本ではなく絵本などが中心です。その中で『漫画日本の歴史』などとともに『名探偵コナン』がズラッと並んでいるのはちょっと驚きましたね。名探偵コナンってそういうジャンルの内容・・・ではないよね?
日替わりでイベントなどもやっているようで、訪問した日はブロックで自由に遊べるコーナーと工作コーナーをやっていました。どちらもかなりの盛況っぷりのようでしたから、気になるものを見つけたら後回しにせずすぐに行動に移した方がよいでしょう。後回しにするとどんどん人は増えていき、すぐに満席になってしまいます。
屋外の公園スペースである『キッズガーデン』は神戸らしく船の形になっているお洒落っぷり。子ども達が船の形になっていることに気が付いているかどうかは怪しいものですが、屋内と同様にネット系の遊具は絶えず人気があるように見えましたね。それにしても一年で一番寒いこの時期に半袖で走り回っている子どももいるんですよ!子どもってすげー!
こべっこランドのお食事・トイレ事情
食事情報:場所どり合戦は必須
こべっこランドは児童センターなので、食事を提供するような場所は一切ありません。しかしながら、食事の持ち込みはOK。決められた場所で持ち込んだ食事を食べることになります。
しかしながら、施設の大きさの割に食事スペースが非常に狭いのです。
食事をとることができるスペースは2階と3階にあるんですが、2箇所合わせても15卓程度。しかも1卓がめっちゃ狭くて3人程度の利用が現実的ですから、一度に食べることができる人数は50人未満くらいとなります。施設の規模から考えるとこれはすごく少ないので、昼食時はその限られた場所の争奪戦となります。争奪戦は11時くらいから始まりますので、空いているのを見つけたらすぐに確保して食事にするのもいいかも。
なお、場所取りはNGとされていますし、食事も20分程度で済ますようにとされています。20分制限という短さを目にしたのはわたしはこの施設が初めてだったので、かなり驚きました。
トイレ情報:とっても快適
オープンしてまだまだ日が浅い施設ということもあり、トイレはとても綺麗。児童センターらしく子ども専用トイレもありますので、何も言うことはありませんね。
もちろん、授乳室もしっかり整備されていますので、トイレや授乳に関してはなんら心配することはありません。むしろトイレの入り口にはスタッフさんがずっと立っておられたので、なにかあってもすぐに相談できるような環境でした。
こべっこランドで良かったところ
子どもが体を動かす工夫がたっぷり
多くの市町村が児童館と児童センターの違いを体育館の有無と定義付けしているみたいなんだけど、こべっこランドは児童センターといいつつも体育館はありません。
そのかわりに1階と2階を繋ぐ階段を中心とした屋内のアスレチックスペース、屋外の公園スペース、未就学児限定の運動スペースと、体を動かすスペースがたっぷり。未就学児限定ゾーンがあるのは良いですね。元気いっぱいのお兄さん・お姉さんに圧倒される心配がありません。
子どもは豊かな想像力で何にもない場所でも楽しく遊ぶものだけど、それでも魅力的な遊具があった方がより積極的に体を動かしてくれるはず。屋外の公園スペース以外は雨の日でも楽しめる点も助かりますね。
音楽室の充実ぶりも良い
体を動かすだけじゃなくて音楽もたっぷり楽しめる!
音楽室では様々な年齢層に合わせた楽器類が自由に使えます。部屋自体も音に配慮した作りになっている感じ?学校の音楽室を思い出すなぁ。
ピアノが自由に触れる形で設置されているのは初めて見ました。タブレットを使った音楽アプリなど、年季の入った児童館ではみられない現代的な設備があるのもよいですね。
こべっこランドで残念に感じたところ
昼食をとるための場所争いが熾烈
前述のとおり、広大な施設の割に食事をとることができるスペースは非常に少ないです。
わたしが食事をとっていると、空くのを待っている人が目の前にずっと立っているんですよ?なんなの、このプレッシャー?嫌がらせ?飯が全然美味くない!
その後も様子を見ていると、このような光景は決して珍しくないみたい。基本的には食事をとるくらい長時間滞在する施設じゃないんでしょね。駐車料金のサービスも2時間までだし。
敷地内完全禁煙がもたらす弊害
児童福祉に関する施設だからか、施設敷地内は完全禁煙。施設内じゃないですよ、屋外を含めた敷地全域です。
非喫煙者からするとやったー!って感じかもしれませんが、喫煙所がないとどうしてもこっそり喫煙する人がでてきます。わたしの場合、駐車場でそのような方と2回遭遇しました。
喫煙についてわたしはどうのこうの言うつもりは全くないんですが、ふいにタバコの匂いが漂うと、子どもが「なんか臭うー、くさーい」とかいうことないですか?我が家では結構あるんです。親としてはその瞬間、めっちゃ気まずくなるのが困るのです。気になったのはわかるけど、黙っといて!
時間帯によっては駐車場待ちが発生
駐車場、台数が少ないです。
わたしが行ったときは昼頃までは数台分空きがありましたが、昼以降はずっと満車で入庫待ちの渋滞が発生していました。
入庫待ちといっても商業施設と違って駐車場の回転は全く良くないので、いつ空くかなんてその時の運次第。見ていると、一台入庫できるのに10分から30分程度の振り幅がある感じでした。
大人が複数名いるなら駐車場待ち担当と子どもについていく担当に分かれることで子どもはさっさと施設に遊びにいけますから、そんなに大きな問題ではないかもしれませんが。
まとめ
という感じで、今回は神戸市の豪華な児童センター『こべっこランド』の紹介でした。
神戸市の中ではやや訪問しにくい場所かもしれませんが、それでも雨の日に無料で子どもを遊ばせることができる貴重な施設だと思います。自分の子どもは自分で面倒を見るのは当然ですが、遊び場を見守ってくれているスタッフの数はかなり多かったので、安心して遊ばせることができる場所なんだなと感じました。
しかしながら、あえて言うのであれば昼食をとることができるスペースの少なさは残念に感じましたね。
食事をとる時間は20分を目安に、館内が混んでいるときは滞在時間は2時間を目安に、と書かれていましたが、基本的には2時間程度の滞在を想定している施設なのでしょう。公共施設なので、譲り合って使いましょうということです。