ほどほどの地方都市在住の我が家の周囲には、冬になるとカモなどの野鳥が大量にやってきます。家族と野鳥を見ながら散歩をするのが、わたしの冬の間の恒例イベント。
カモなんかは警戒心が低いので超望遠レンズを使えばかなりのどアップで撮影することは全く難しくないんだけど、それにしても今回はめちゃくちゃ近くで撮影することができたんです。いつもは夕方の散歩のついでに野鳥を見に行くことが多かったけど、今回は昼前の気温が高い時間帯にやってきたんですよ。
カモの多くは日向ぼっこしたり、すやすや寝ていたり。暖かい時間帯はこんなにのんびりしているの?ってくらい警戒心皆無でした。きみたち、野生の生き物だよね?
近くには白鳥がやってくるスポットもあって、写真が好きな人はやはり白鳥の方ばかりを訪れている様子。でも、わたしは可愛らしいフォルムのカモが好きだなぁ。今回はほんとうに警戒心が低くて、静かにしているとトコトコと手がすぐ届きそうな近さにまでやってくるくらい。
しばらくすると地元の野鳥の会っぽい人たち(?)がやってきて、エサを与え始めました。えー、野生動物にエサってオッケーなの?野鳥の会っぽいから、自治体と連携しているの?与えているエサもちゃんとしたやつっぽいなー・・・
とか、いろいろと頭をよぎるんだけど、カモたちはさっきまでのゆったりとした空気はどっかにいってしまい、めっちゃご飯にがっつきます。この体の大きさ、この数で、はたしてこれっぽちのご飯に意味はあるのか!?という状態に。
胸と胸をぴったりとくっつけたこの2羽。なんだ、なんだ?めーーーっちゃかわいいやん!と思っていると・・・
ご飯をめぐって絶賛喧嘩中でした。そうこうしているうちに数少ないご飯は周囲の仲間たちに食い尽くされちゃうぞー。
今回の撮影は、
- Panasonic Lumix S5
- SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS
- ×1.4 テレコン
でおこないました。今回の撮影距離ではテレコンはいらなかったなー。
カモはそれほど速く飛ぶことができない鳥だと思うんだけど、それでもわたしの腕とLumix S5の組み合わせでは飛んでる鳥の撮影は全然、無理。いや、ほんとうにうまい人はどんなカメラでも撮影できるだろうし、おそらく何度もトライを繰り返せばそれなりには撮影できるんだとは思います。ただ、素人が限られた時間でパッと簡単に撮影できるほどの強力なサポートができるようなカメラではないな、というのがこのカメラを何年も使い続けて感じたわたしの感想。
でも、コンパクトなのに物理スイッチも多くて使いやすいし、動き物の写真撮影以外はこなしてくれるので、まだまだわたしにとっては十分すぎる機能のカメラです。