わたしお仕事で群馬県に行くことが度々あるんですが、お客さんのところで昼食をご用意していただくときに高確率ででてくるのがこちら。
株式会社登利平のお弁当である『上州御用 鳥めし』です。
このお弁当、群馬県民のソウルフードとしてよく紹介されています。ほんとうにソウルフードなのかはさておき、お弁当としてのド定番であることは間違いないようです。だって高確率ででてくるんだもん。
赤っぽいパッケージの『松』と緑のパッケージの『竹』の2種類があり、お値段は『松』の方が少しお高い感じ。じゃあ、『竹』は安物なの?って思っちゃいますが、そう言っちゃうと群馬県民に怒られちゃうかもしれませんよ。その理由はまた後ほど。
こちらが『竹』の中身。
野菜成分が漬物だけという、清々しいまでの茶色弁当。めーっちゃ身体には悪そうですが、このご飯を埋め尽くす鶏肉はむね肉であり、見た目以上にあっさりしています。いや、だからといって栄養面で野菜の不在をカバーできるわけではないんですが・・・。
わたしがお会いした群馬県民には、この鶏むね肉のペラペラ肉が熱狂的に好きな人が多く、このペラペラ肉だけしか入っていない『竹』はそういった方から熱烈な支持を受けているのだなぁと感じています。安いから『竹』を選ぶんじゃない。このペラペラ肉が欲しくて選ぶんだ!『松』はお肉の半分がもも肉なんですよねー。
わたしはどちらも食べたことがありますが、『松』はわたしにはもう重たく感じてくるようになったので、より軽く食べることができる『竹』派ですね。でもどちらも甘みのあるタレとお肉がご飯と相性抜群でめっちゃおいしいですよ。そして驚くべきことはそのお値段。この内容で価格は700円ちょっとと、昨今のコンビニ弁当の価格から考えるとまさに破格の安さだと思います。東京駅で駅弁買ったら倍はするんじゃないでしょうか?
群馬県の方とお話すると、「群馬の名物料理なんてこんにゃくくらいだし・・・」と卑下される人が多いですが、このようなビジネスのお客さん相手にでもお出しできるご当地弁当があるだけでわたしはすごいなーって思っちゃいます。ほんとうになにもない地域だと、お客さんにお出しする昼食を捜すだけで一苦労なんですよね。