毎日クッソ暑い日が続いていますが、こんな時期に日本で一番暑い地域にきております。もちろんお仕事です。お仕事じゃないと、こんな暑い時期にわざわざ暑いといわれている地域に行こうという気にはなかなかなりません。
というわけで、日本で一番暑い町「熊谷」のすぐ近くの町である「深谷」にきております。深谷駅で降りたのは人生で初めてなんですが、駅舎からでてびっくり。東京駅と瓜二つじゃないか!!??
ネットで検索すると「深谷駅 東京駅 パクリ」といった不穏なキーワードが出てきますが、当然二つの駅の姿形が似ているのはそんな適当な理由ではありません。大正時代に建物の西洋建築化を進めるなかでこの深谷市にレンガ工場が設立され、東京駅はそのレンガを使用して建設されたことに由来するそうです。この深谷のレンガは東京大学など数々の有名な建物に使用されたのだとか。
深谷駅の駅舎から階段を下りてロータリーにでると、ガラスケースの中でクルクルと回っている可愛いマスコットが。このマスコットは深谷市のマスコットである「ふっかちゃん」です。PRにめっちゃ力を入れているのか、市内の至るところで見かけますよ。
ところで、このガラスケースのふっかちゃんにはある仕組みがあり、ある時間になるとふっかちゃんが上に持ち上がって、下から渋沢栄一が登場してくるそうです。
ん?渋沢栄一?どこかで聞いたことがあるような・・・・
と思い、後ろを振り向くとどーんとそびえる渋沢栄一像。そう、このお方は最近話題の新札のうち、1万円札になっておられる偉人じゃないですか!埼玉県深谷市は渋沢栄一の生誕地なのです。
お恥ずかしながらわたしはこの方がどういった方なのか全く知らなかったのですが、恥を忍んで深谷市のお取引先様にどういった功績があるのかお聞きしたところ「一言では言い現れないくらい様々なことをされた方」ということでした。
初めて像を見たときはちょんまげしている時代の人なのかな?と思ったのですが、よく見ると頭の上にカラスが止まっているだけでした。そんなとこで休憩したらダメ!
話はガラッと変わりまして、今回は深谷駅から徒歩3分ほどの場所にある「埼玉グランドホテル深谷」さんに宿泊させていただいたんですよ。
素泊まり一泊5千円程度という一般的なビジネスホテルをはるかに下回る料金に内心ビビっていたんですが、シングルルームなのにソファすら設置されている部屋で逆の意味でビビりました。大浴場もあるし、サービスで赤城乳業さんのアイスも食べることができるし、驚異的なコスパです。
残念だったのはシャワーの水圧がめちゃくちゃ弱かった点と、冷蔵庫がほぼ効いていなかったことでしょうか。今回4人(4部屋)で宿泊したのですが、いずれの部屋も同じ状況だったようです。シャワーは我慢できるとしても、冷蔵庫が冷えないのはちょっと問題ですね・・・。
ふっかちゃんの頭からネギが生えていることからもおわかりのとおり、深谷はネギで有名な街。そんなわけで、夜はホテルの近くのお店でネギしゃぶしゃぶをいただきました。これがめーーーっちゃ美味しかったです。いくらでも食べれる勢いなのに、なんだか体によさそう(な気がするだけ)。
ちなみに、白ネギは深谷ネギですが、青葱は九条ネギとのこと。理由まではお聞きすることができなかったのですが、深谷ネギの青い部分は廃棄されているのだとか?
ほろ酔い気分でホテルに向かって歩いていると不思議な形状の建物を発見。これ、ガリガリ君で有名な赤城乳業さんの本社&研究所なんですって。あぁ、だから埼玉グランドホテル深谷では大浴場にサービスとして赤城乳業さんの製品が置かれていたんだーっと納得。
とりとめのない駄文ですが、ネギしゃぶしゃぶとお風呂の後のアイスがおいしすぎたので、それだけで深谷という街がとても好きになりました。