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世界最大級の大水槽に最高のロケーション!『美ら海水族館』のレビュー

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日本はすばらしいことに全国各地にとても立派な水族館がたくさんあって、各地の水族館を巡ることはわたしの趣味の一つ。

飼育品種数やシャチなど見どころいっぱいな名古屋港水族館、フグ好きには堪らない海峡館、シロイルカに触ることができる八景島シーワールドなど、それぞれの水族館にはその水族館ならでは魅力があるんですよね。

そんな甲乙つけ難い全国各地の水族館ですが、ロケーションという意味では間違いなく日本ナンバーワンなのが、沖縄の美ら海水族館でしょう。

様々な理由で水族館本体には思うところもあるけど、周囲施設などを考えると沖縄を訪問する機会があるなら間違いなく訪れる価値があるんじゃないでしょうか。

本日はそんな美ら海水族館のご紹介です。

要約

どんな場所? : ジンベエザメとマンタで有名な沖縄の水族館。

訪問日時 : 2025年4月4日

料金 :大人1人2,000円(割引チケット価格)

立地 : 沖縄の真ん中の尖がったところ

おすすめ年代 : 老若男女だれでもOK

個人的な評価

お財布への優しさ ★★★★☆(4)周辺施設は無料!!
満足度 ★★★☆☆(3)人が多いのが難点。
お勧め度 ★★★☆☆(3)人が多いのが難点。

一言 : 水族館自体は人がめちゃくちゃ多いので、無料の周辺施設だけ回るのもアリかも。

 

『美ら海水族館』ってこんな場所

アクセス性

美ら海水族館は沖縄本島真ん中らへんのとんがった部分にある水族館。

那覇市中心部からだと車で90分。

よく「美ら海水族館 は那覇から遠いし、その周辺には水族館以外特に無いからわざわざいく気が起きない」なんて意見も聞きますが、すぐ近くには名護パイナップルパークやすさまじく綺麗なビーチがあることで有名な古宇利島などがあるので、丸一日費やしてもまるで足りないほどの観光資源がある地域です。

アクセスは正直レンタカーじゃないと現実的じゃないと思うけど、そもそも沖縄観光って北海道同様レンタカーは必須でしょ?

そういう環境だから当たり前なのか、美ら海水族館には広大な駐車場があり、無料で利用できます。全国各地の観光地周りの駐車場争奪戦や足元をみた価格設定にはほとほと嫌気がさしているので、こういうのはほんとうに嬉しい!

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水族館は一施設にすぎない

美ら海水族館は国営沖縄記念公園・海洋博覧会地区(通称「海洋博公園」)の中の一施設という位置付け。1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会の跡地に造られた水族館で、元々は国営水族館だったのです。

水族館の周囲には後述する様々な施設があり、水族館ではなくそれらだけでも十分訪問する価値があるんじゃないかな。施設によっては無料ですし。

 

見どころは世界最大級の『黒潮の海』

重要なことなので初めに言っておきますと、美ら海水族館はそんなにボリュームのある水族館ではありません。パパッと回る人なら、30分くらいで充分回れちゃうくらい。

そんな美ら海水族館の一番の見どころは、やっぱりジンベイザメとナンヨウマンタが回遊する大水槽『黒潮の海』でしょう。

大きい水槽がどーんっとあるのは水族館ではど定番のレイアウトですが、美ら海水族館の大水槽はほんとうに、大きい。水槽そのものの大きさもそうなんだけど、どーんっとアクリルガラスの面積が大きいから実際の広さ以上に大きく見える。

しかもただ大きいだけではなく、吹き抜けを利用して高い場所から見下ろすことができるようになっているので、遠く離れた場所からでも誰にも遮られることなく水槽全体を見ることができちゃうのです。巨大水槽ならではの迫力を存分に楽しむことができるというわけ。ちびっこでも安心。このレイアウト、めちゃくちゃ素敵。

 

この水槽の主役はジンベイザメとナンヨウマンタ。ナンヨウマンタは昨年から大阪の海遊館でも飼育が始まりましたが、まだまだ珍しい生き物。国内では「マクセル アクアパーク品川」を加えた3施設でしか見れません。

 

残念なのはジンベイザメがずっと水槽上部を回遊していて、観客からはまともに見えなかったこと。まぁ、こればっかりは生き物の都合もあるので仕方がない?運が悪かったと諦めましょう。

 

なお少し進んだところにはトンネル状のスペースがあるので、ジンベイザメやマンタを下から見上げることができます。いおワールドかごしまも似たようなレイアウトだったけど、ここまでしっかりとジンベイザメを下から見上げることができるのは美ら海水族館ならではの特徴なんじゃないでしょうか?

 

人が多過ぎるのがキツい

もうこの大水槽前の画像で一目瞭然なんだけど、めちゃくちゃ人が多いです。春休み期間とかいえ平日だよ?って思ってたんですが、現地で周囲の様子をよく見ると、いやよく見なくともすぐわかったことなんだけど、外国からの訪日客がめちゃくちゃ多いです。

 

ここまで多いと一つの水槽を見るだけでも待ちが発生するし、なによりもあまりに人口密度が高くてめちゃくちゃ暑いです。過去の四国水族館神戸須磨シーワールドの紹介記事でも書きましたが、水族館は人が多ければ多いほど水族館ならではの魅力が損なわれてしまうの。

水族館の収益という点ではいいかもしれないけど、来館者側するとたまったもんじゃありません。水族館ってのんびりした雰囲気が大きなメリットの一つなんだから、これは大変残念。

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無料の周辺施設がすごい

前述のとおり美ら海水族館は国営沖縄記念公園・海洋博覧会地区 の一部にすぎず、敷地内には他にもいろんな施設があるんです。驚くべきことに水族館以外の施設の多くは無料なんです(一部有料施設もあり)。んー、有難いけど、意味不明!

 

オキちゃん劇場

オキちゃんは世界最高飼育記録を更新し続けている、推定年齢52歳のミナミバンドウイルカ。 そのオキちゃんが老体を感じさせることなく現役バリバリで華麗なショーをおこなってくれます。そう、イルカショーが無料で楽しめるんです。ちょっと、意味が分からない。

 

無料だからめちゃくちゃ混むのでは?とも思ったけど、30分前なら大抵の場所は選べましたし、ショー直前に訪問しても立ち見になる、ということもなさそう。ショーは比較的穏やかなので、最前列に座っても水がかかってびしょ濡れになるということはありません。どこぞの水族館とは大違いだ!!

構成自体はそれほど特徴的なものではないんだけど、ロケーションの良さとオキゴンドウ がショーに参加しているのが見どころだなぁと感じました。オキゴンドウはイルカというよりクジラって感じで、迫力満点。大きめの体でいっぱい頑張ってくれます。

 

こうやって見るとオキゴンドウの大きさがはっきりわかりますね。周りのお客さんの反応を聞いていてもオキゴンドウはとても人気のようでした。

 

マナティー館

わたし、マナティー大好きなんです。現在国内でマナティーを見ることができるのは、鳥羽水族館とここの2か所(マナティで有名な香川県の新屋島水族館が休館中のため)。そんな貴重な展示が、無料!ちょっと意(以下略)

 

マナティーってかわいいですよね。マナティーって、ずっと見ていられますね。時間があるなら一日中見ていられます(せっかくの沖縄旅行だからできないけど)。

 

ウミガメ館

今回は時間の関係で訪問できなかったけど、ウミガメも無料で見れちゃいます。

 

亀の浜

マナティー館の裏手にある綺麗なビーチ。

いかにも沖縄チックなとても綺麗なビーチ。海水浴を楽しむようなビーチではないけど、水族館を訪れたついでに沖縄っぽい写真を撮りたい人で賑わっています。すぐ近くにエメラルドビーチという無料の海水浴場があるので、綺麗な海で思いっきり泳ぎたい人はそちらへどうぞ。

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『美ら海水族館』のお食事・トイレ事情

食事情報:海洋博公園内で7か所あるけど、がっつり食事は少なめ

美ら海水族館を含む海洋博公園内には飲食店が7か所あるんだけど、悩ましいのは軽食やスナック類の比率が高めであること海洋博公園の周辺(徒歩圏内)には他の飲食店の選択肢が少ないという2点。つまり、しっかりと食事をしようとしたときに海洋博公園内で食事をとるとなると、海洋博公園内ではレストランの選択肢がごくごく限られてしまうので、混雑ぶりと相まってその後の観光スケジュールが大きく狂ってしまうリスクがあるのです。

わたしは今回は海洋博公園外の予約ができるお店で訪問前に食事をしてきたのですが、せっかく美ら海水族館に行くのであれば大水槽を眺めながらお茶ができる「カフェオーシャンブルー」がおすすめですね。ジンベイザメを眺めながら食事ができる美ら海水族館ならではのお店です。

 

トイレ情報:とくに問題なし。

特筆することは多分無いくらい各所にトイレは設けられているんだけど、トイレの数やクオリティ云々以前にそもそも館内の人が多過ぎてトイレに行くのも一苦労。小さい子ども特に女性がいる場合は、はぐれないように注意が必要です。

 

水族館のチケットは道の駅で割引チケットが購入できます

美ら海水族館の入館料は大人2,180円、高校生1,440円、小・中学生710円。もちろん当日水族館で購入することができるんだけど、少しでもお安く入館したい人は館外で割引チケットを購入することが可能。

わたしは道の駅許田(きょだ)でチケットを購入。大人2,000円(-180円)、高校生1,300円(-140円)、小・中学生650円(-60円)でした。他の施設の割引チケットも扱っていましたが、決済が現金オンリーな点は注意が必要。

この道の駅許田は2020年に日本全国道の駅ラインキング1位を獲得した有名な施設らしいんだけど、内部はやや老朽化を感じる雰囲気でかつ少し手狭なので、過度な期待は厳禁です。ただし、ロケーションは最高!目の前の海がめっちゃ綺麗です。

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『美ら海水族館』のまとめ

『美ら海水族館』で良かったところ

  • 沖縄感たっぷりの抜群のロケーション
  • 大水槽『黒潮の海』迫力
  • 水族館以外の施設の多くは無料で開放されている

『美ら海水族館』で残念に感じたところ

  • とにかく人が多い!水族館の中はギュウギュウ
  • 水族館自体のボリュームはやや少なめ

という感じで、本日は沖縄を代表する観光地の一つ美ら海水族館のご紹介でした。

美ら海水族館にはこれまで何度か訪れているんだけど、何度行っても大水槽黒潮の海には圧倒されます。やっぱりこう、2階から見下ろすレイアウトっていうのがいいんですよね。ちびっ子でもその迫力を味わえます。

一方で、人によっては大水槽の迫力以外に分かりやすい見どころが感じられないということもあるかも。美ら海水族館はサメの水族館としても有名だけど、サメってちょっと地味ですからねぇ。

水族館自体は割引券でも1人2,000円しますので、観光のついでにとりあえず寄っただけという人は、いっそ無料の周辺施設だけを楽しむというのもアリかもしれません。

今回の撮影機器

この記事の写真のうち、イルカショー以外はLUMIX S5SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの組み合わせで撮影しました(jpeg撮って出し)。イルカショーはLUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.S.を使用。

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